【ぬきたし】“抜きゲー”の皮を被った社会風刺ラブコメの傑作
《ぬきたし》こと『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか？』は、2018年にQruppoからリリースされた恋愛アドベンチャー型の美少女ゲームです。
見た目こそ“抜きゲー”ですが、蓋を開けてみれば、社会制度の風刺、性の多様性、青春の葛藤を描いた骨太ストーリーに多くのプレイヤーが衝撃を受けました。
2025年7月にはPassioneによるTVアニメ化もスタートし、再び注目の的となっています。
🚩設定がイカれてる！？「超どスケベ条例」とは
本作の舞台は「青藍島」。一見南国リゾート風な楽園ですが、そこにはなんと――
「積極的に性行為をしなければ条例違反」
というぶっ飛んだ法律、「超どスケベ条例」が存在します。
この条例のせいで、主人公・橘淳之介は妹・麻沙音とともに、“性行為を拒否することが罪になる”学園生活を余儀なくされます。
✊反抗組織「NLNS」とは何者か？
「性欲を強制されるのは間違っている！」
そんな怒りから淳之介は秘密組織NLNS（No Love No Sex）を立ち上げます。NLNSは以下のようなメンバーで構成されています：
- 妹ラブな女の子好き：橘麻沙音
- 「ビ◯チ扱いされてるが実は未経験」：片桐奈々瀬
- ロリ体型で椅子と共に戦う先輩：渡会ヒナミ
- 影が薄すぎてステルス行動が得意：畔美岬
- そして、謎多きスナイパー娘：琴寄文乃
NLNSは「抜きゲー」とは思えないほどのシリアスな展開や熱いチームバトル、そして青春の葛藤を描いていきます。
💡なぜ今、《ぬきたし》が再評価されているのか？
- アニメ化による新規ファン流入
- 時事性のあるテーマ（性的多様性・個人の自由）
- “ただのエロゲ”では終わらないドラマ性
実際、Getchuや萌えゲーアワードでもストーリー賞や音楽部門賞を受賞するなど、作品としての完成度が高く、プレイヤーの満足度も非常に高いです。
🗯️まとめ：貧乳でも、抗え。
《ぬきたし》はタイトルだけ見るとバカゲーにも思えますが、その実体は**社会風刺、青春群像劇、性愛と自由のせめぎ合いを描いた“怪作”**です。
アニメ化によって今後さらに注目されること間違いなし。この機会に、ぜひ原作ゲームやコミカライズもチェックしてみてはいかがでしょうか？
🙋♀️よくある質問（FAQ）
いいえ、性的描写こそ多いものの、テーマ性やストーリー性は極めて高く、多くのプレイヤーが泣いたり笑ったりしています。
原作の文乃ルートを中心に構成される予定とされ、NLNSの結成から条例廃止までの物語が描かれます。
本作のヒロインは「貧乳＝不幸」ではありません。特にヒナミや岬のように、自分の立場や体型と向き合いながら戦う姿が描かれています。
主人公・淳之介の過去に深いトラウマがあり、「性に支配された社会」への疑問と怒りが原動力となっています。
絶妙なバランスです。ギャグに爆笑した直後に、泣ける展開が来る構成力が評価されています。
「初エロゲがぬきたしだった」というプレイヤーも多く、キャラが魅力的で導入がわかりやすいため、初めてでも問題ありません。
結論：拔作の皮を被った、極上の反逆エンタメ
『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか？』は、ただの「エロゲー」と侮るなかれ。極端な性制度を通して現代社会の同調圧力や個人の自由、性的アイデンティティを鋭く風刺した、笑いあり涙ありの濃厚エンタメです。
キャラの魅力、緻密に計算された分岐構造、そして意外にも骨太なストーリーは、”抜き”目的で始めたユーザーすらも「気づけば感動してた…」という不思議な満足感を与えます。
2025年夏のアニメ化により、再評価の波が来ること間違いなし。この機会に、ぜひ青藍島の狂騒と反抗に飛び込んでみてください。
